「ご当地焼肉」とは、広義の意味では「たれ、肉の種類や部位、食べ方、締め方、独自メニューなどを含めた、地域性を持つ焼肉・ホルモンの食文化」を指します。 狭義の意味では、各地の特徴的なタレの焼肉や、焼肉店発祥で、食堂などで定食でも食べられるようなご当地グルメとして親しまれているものも含みます。 「ご当地焼肉」という言葉はまだ市民権を得ていません。「ご当地ラーメン」や「ご当地やきそば」といった、単品のメニューとして提供されるご当地グルメとは違い、自分で焼いて食べる際、食材や部位、たれだけではなく、食べ方や〆方、地域ならではの焼肉店のメニューなどがあるからこそ、無限の可能性を秘めた古くて新しいシン・ご当地グルメになるのではないかと考えています。 焼肉のご当地性を理解する上で、わかりやすい焼肉の単品メニューや食堂メニューから興味を持ってもらうことで、その先のより奥深いご当地焼肉の世界を知っていただければと思います。
ご当地焼肉研究所
ご当地焼肉研究所は、地元に根付いた地域性のある焼肉・ホルモンの食文化を通じて、地域ブランド化を図ることを目的として、2018年より構想5年をかけて設立されました。私たちは地域活性化の一助となる「ご当地焼肉」の概念を確立し、共同PRを目的とした地域ネットワークを構築し、「ご当地焼肉」を通じて、地域のファンづくりを目指します。また多くの焼肉好きの方々に、地方に旅行する際の目的にしていただけるよう、各地の焼肉の特徴を調査・研究するとともに、「ご当地焼肉」の情報発信を行っていきます。
大阪市立大学 教授
大阪公立大学教授
食文化研究家
元日本経済新聞特任編集委員
長野県立大学教授
地方によって、焼肉にこんなに違いがあるなんて⁉ご当地焼肉を発掘・研究してきたテーマについてご紹介します。
「私の住んでいるまちでも焼肉よく食べるよ」 「東京に出てきて、私のふるさとの焼肉とちょっと違うなーと思いました」 「うちのまち、何かあるととにかく肉をよく食べるんだよね。」 「私のまちにも焼肉屋さんにしかないメニューがある」 「焼肉の締めといえばコレ」等々、もしかしてご当地焼肉かも⁉と思った方は情報をお寄せください。